島ぞうり彫りの制作過程

島ぞうり彫り、島ぞうりアートといわれるものがどの様に出来上がっていくのか・・・。制作過程を記していきたいと思います。
特殊な物は何一つ必要ありません。


~島ぞうり彫り・用意する物~
島ぞうり・鉛筆・トレーシングペーパー(写し紙の事です)・消しゴム・テープ(私はセロハンと養生テープを愛用しています。)デザインナイフ(替え刃は結構使います)・小さいハサミ(眉毛カッターとかミニ裁縫セットとかに入ってるようなハサミ)


島ぞうりとデザインナイフは、500円前後で売られてます。替え刃は40枚200円ぐらい?もう少し安いかも。
その他のものは100均で揃います。

写真は愛用品のシャーペンです。1.3ミリのシャーペンはコーナンで150円ぐらいのやつです。鉛筆を使わない理由は、削るのがメンドクサイだけです。ただそれだけ。
私の場合、スケッチブックに図案を描いて、PCに取り込み、細かい配置を決めます。そして反転して印刷をします。その印刷した紙にトレーシングペーパーを貼り付けて、描き描き。

描けたら、トレーシングペーパーを島ぞうりに貼り付けます。(この時に私は養生テープでガッツリ止めてしまいます。)

そして、ペンのおしり部分などでこすります。
ペーパーが破れない様に・・・でも凸凹に負けないように、結構ガッツリこすります。

私はOLFAのデザインナイフのおしり部分を愛用しています。彫るにはでかくて重くて使いづらかったけど転写用に愛用しています。
左が転写後にトレーシングペーパーをはがした所です。右は転写するのにこすってる最中です。
ん~やっぱり転写は難しいですね。未だに彫るよりも転写が1番苦手です。
ここからはとっても楽しい彫り彫りタイムです。
私の場合は、下の部分から・・・。切り込みを入れつつ、線を消しゴムで軽く消しつつ・・・彫っていきます。

※全体に切り込み入れて消しゴムで消してから彫り進める事もあります。あまり深く考えず気分のままです。
島ぞうりによっては、もっのすごーく固いものがたまにあります。コツは、、、、、、気にしない!(え!?(゜_゜>)) 後は・・・頻繁に刃を替える。に限ります。この島ぞうりは、物凄く固かったので、百合の花部分だけでも5枚ぐらいは替えてます。

下の部分が終われば、つま先部分を彫り彫りしていきます。(写真撮るの忘れました。)
この作品は、ライオンのタテガミがムキーッッ!ってなります。(笑)
集中・・・集中・・・・。
ライオンが右足の方にも繋がってるデザインなので、一旦ここら辺で右足を彫っていきます。
かかと部分の子ライオンと、つま先部分のもみじを彫り彫り。

左右でデザインが繋がってる場合、なかなか綺麗に合わせられなくて、試行錯誤した結果、私は一旦軽くテープで止めます。
その方が、同じ角度で彫りやすいかなー?と思います。
さあ!全部彫れたら、転写したえんぴつ跡を消します。
ここで、一旦水でジャブジャブ洗います。そしてお日さんにあてて乾かします。日陰でもすぐに乾きますが、やっぱり日光にあてたいって勝手に思っています。なので雨が続くと困ります。
乾いたら、鼻緒を付ける前にハサミで彫り残しをカットして、仕上げに入ります。最近ROUGANが近づいてきてる私はもっぱら日光の下じっくりゆっくりとやります。(少し時間を空けた方が目につくので、下手したら3日ぐらい眺めては彫り残しをチェックしています。)
これで完成です。(鼻緒をつけたらここらへんに写真追記します。)


いかがでしょうか?あくまでも、私のやり方ですが、島ぞうり彫り、島ぞうりアートってこんな感じで作られているんだって知っていただけたら嬉しいです。私以外にもたくさん島ぞうりアートをされてる方もいらっしゃいます。それぞれ個性があって、私は色んな方の島ぞうりアートを見るのが大好きです!

そして、少しでも「やってみたい」って思われたそこのあなた!!ぜひぜひ!気軽に始められるので、挑戦してみてください♪楽しいよ~~!!!

最後までご覧いただきありがとうございました。